2016/03/26
●オススメの名著
巷で話題のアドラー心理学。
もうすでに書店で読まれたことがある方も多いと思います。
アドラー心理学は自己啓発ではありませんが、まるで自己啓発のように、わたしのこころを開かせて新たな考え方を提案してくれる心理学です。
アドラー心理学をマスターすると、まるでチャクラが開くような新たな心境に至れます。今回はそんなアドラー心理学を触りの部分だけご紹介します。
●思わず目から鱗が落ちるひと言
アドラー心理学では、人が誰でも持っている承認欲求を否定します。
たとえば、SNSでいいね!が欲しいと思ったり、誰かに良い行いをする裏にはその行為を通して誰かに褒めてもらいたいといった承認欲求が隠れています。
幼い頃から、行為に対して褒められたり、怒られたりする経験からわたしたちは善悪を学んで、その基準を決定します。過去から今の自分が決まるのです。
そんな他者の欲求に振り回され過ぎると、人の顔色をうかがったり、他人に依存してしまうことがあります。
●他人の評価を気にしない
そんな時、アドラーは「ただ自分の信じる最善の道を選びなさい」と言っています。
自分がした行為に対して他者がどんな評価を下そうとも、それは自分にどうしようもないこと。もはや自分の問題ではないのです。
逆に言うと、わたしたちの言い訳は通用しなくなります。
「○○が言ったから、△△をやった」ことを、他人に責任を押し付けられなくなります。
どんな判断からであってもその行為をしたのは、あなた自身なのです。そういう意味では、アドラー心理学は責任逃れを許してくれない考え方です。
●勇気を与えてくれる貢献の気持ち
アドラーは「貢献」に注目します。
人は誰でも、「ありがとう」と感謝の言葉を聞いた時、自分が何かに貢献できたことを知ります。
自分は「誰かの役に立っている」という実感や自信が、自分の高い価値につながるからです。
自分の価値を把握できている人は、人生のさまざまな課題に立ち向かうことができます。
誰からの承認ではなく、この貢献感こそが、わたしたちを強くして勇気を与えてくれるのです。
●アドラーと禅の教え
わたしが初めてこのアドラー心理学を知ったとき、あまりに清貧なこの考え方に感銘を受けました。
どんなスピリチャルや自己啓発よりも、アドラーの言葉はしっくり来て、重く心に残りました。西洋的と言うよりは、東洋的。まるで禅の考え方のようでもあります。
アドラー心理学を通して、徹底して自分自身に問いかければ、チャクラにエネルギーが流れ、ポジティブな思いを叶えられるはずです。